【新潟市秋葉区】新津の飲料水を支えた史跡「幸清水」が残る幸清水公園は、歴史を感じることのできる公園でした。
新潟市秋葉区にある「新潟市文化財幸清水(さきしみず)」。新津は昔から石油の出る場所で、川には油分が流れ込み、鉄分などの有機物を多く含んでいたため、1932年に上水道が完成するまで、およそ130年もの間、貴重な飲用水として住民に恩恵をもたらしました。現在は、公園も管理され、森山や滑り台などがあり、ご近所の方のお話では、昆虫採集や探検ごっこをする子供たちが集まる場となっています。水汲み場は現在もあり、小さい子供が落ちないように柵はしてありますが、中に入ることは可能です。こちらが幸清水の水汲み場です。透明度がある水が湧き出ていて、かなりの水量が湧き出ています。かつては清水の前には朝夕、水を汲む人々が長い列をなし、なかには水の運搬を請け負う業者もいました。水桶を天びん棒でかついで行き交う女性たちの姿は、新津の風物詩の一つになっていたとのことです。管理をしている新潟市秋葉区役所の地域総務課によると、現在の幸清水が飲めるかどうかについては、水質調査をしたデータがなく、また若干の油分を含んでいるため、わからないとのことでした。かつては新津の街の生活を支えた史跡が見れ、歴史的な史跡も多くある公園です。駐車場はありませんが、新津の商店街からすこし歩いて、歴史を感じる公園に訪れてみてはいかがでしょうか?
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